12月の聖餐式

12月の聖餐式の準備をしました。

アリスター・E・マクグラスという英国の神学者は、その著書『十字架の謎』という本の中で以下のように述べています。

あまりにもしばしば、十字架は、キリスト教生活を始めさせるためには重要でも、それ以降は何も信仰生活に影響を及ぼさないものであるかのように扱われます。けれども、十字架は、キリスト教生活の開始点になるだけでなく、キリスト教生活の性質や目的、そして、神がその被造界や私たちの人生に臨在し働くやり方についての私たちの理解を形作るものでもあります。キリスト教徒になるということは、イエス・キリストの十字架の下で生き、その光のもとで神や世界や信仰生活を見ることです。(p249)

『十字架の謎―キリスト教の核心』 アリスター・E. マクグラス (著), 本多 峰子 (翻訳), 教文館, 2003年

マクグラス先生は、十字架は私たちがイエス・キリストを救い主と信じ、この世界で生きて行く実際的な生き方を形作り、その目的について大きな影響を及ぼすものであると告げています。そして、目に見えない神が、私たちの人生やこの世界の中で働かれる、その方法を指し示すものであもることを告げているでしょう。

聖餐のたびに十字架の下で生きることを再確認することが出来なければ、聖餐も形だけになってしまいます。私たちの今、この場所でのあり方や進み方に方向性を与え、修正してくれることを忘れてはならないと思うのです。